新しい年がはじまり、決意も新たにスタートを!てなことでなんだかんだと理由を付けては、飲みの席がやたらと用意されますよね。
気を付けていても、どうしても飲み過ぎてしまうのが人生の常。でも上司や同僚、部下の前で酔いつぶれてしまうのもみっともない話です。
そこで今回は、ついつい飲み過ぎて翌日にお酒が残ってしまいがちなあなたのために「悪酔いしないためのコツ」をまとめてみました!
1.肝機能を高める
肝臓は、
1.代謝機能……糖質、たんぱく質、脂肪などの合成や分解。
2.排泄機能……脂肪を消化する胆汁という消化液を作り、胆管から十二指腸へと排出。
3.解毒機能……薬物や食物に含まれている体に有害な物質を解毒・分解、処理。
といった機能をそなえています。
このうち、3.の解毒機能がアルコールの分解に関わっている機能です。アルコールの分解過程で生じる有害なアセトアルデヒドを酸化させることで無害な酢酸に変え、体外に排出します……という難しい理由はさておき。
その≪分解機能が高い=肝臓が健康≫ということです。
肝機能の向上に効果が高いのは、アラニンという物質。
その成分を多く含む食材はシジミやホタテ、イカなどと言った魚介類です。それらを普段から意識して接種することで肝機能の向上が望めます。
2.ウコンを飲む
ウコンには、「クルクミン」という肝臓を保護する作用がある物質が含まれています。特にこのクルクミンが多く含まれているのが秋に獲れる秋ウコンで、その効果は他の季節のものの10倍とも言われています。
コンビニやドラッグストアに売られているウコンドリンクには、この秋ウコンがふんだんに含まれており、胃や肝臓を保護するとともに消化吸収・分解機能をアップさせ、翌日にお酒を残しにくくするようです。
3.胃に食べ物を入れてから飲む
空腹時、胃は最初に入ってきた栄養素から積極的に吸収する、という性質を持ちます。
よってお腹が減っている時にアルコールを摂取すると、自動的に成分をスポンジのように吸収し、翌日にも残りやすくなってしまうのです。
もちろんあらかじめ食べていないことで酔いも回りやすくなりますし、胃痛に悩まされることだってあります。
駆けつけ一杯飲む前に、まずは消化がよくてアルコールと相性のいいものを食べるのがベストです。なるべくタンパク質が多く含まれるもの、例えばチーズや豆腐などがいいですね。
4.水(チェイサー)を挟みながら飲む
どんなお酒を飲むときにも言えることですが、例えばビールを一杯飲む→お水をコップ半分ほど飲む→ビールを一杯飲む→またお水をコップ半分ほど飲む……といった形で、間にお水を飲むことで悪酔いの度合いは大きく変わります。
そして、「今日は夜美味しく飲むために水分を控えている」なんて話をよく聞きますが、体に水分が不足した状態でお酒を飲む、というのも翌日に酔いを残しやすいパターンです。
のどの渇きはお水かお茶で癒しましょう。
5.甘くないお酒を飲む
甘いお酒、飲みやすく味を調えられているお酒は口当たりがよく、ついつい量を行ってしまいます。
だからなるべく甘くなくてカロリーが低いもの、たとえばウーロンハイや緑茶ハイのようなシンプルなものが悪酔いしにくいです。
また、さっぱりした味のお酒のほうが料理の味もわかりやすいですね。
6.チャンポンはしない
もし甘いお酒を飲むにしても、飲むときは甘いお酒に集中して飲みましょう。色々なお酒を一度に飲むと、味に変化が付いてしまってたくさん飲んでしまいます。
そしてカクテルに使われるような蒸留酒と、ビールやワイン、日本酒のような醸造酒をいっぺんに飲むのもまた悪酔いの原因になります。
7.飲んだ後はスポーツドリンクか果汁100%のジュースを
お酒をたくさん飲んだ後は水やお茶、または吸収の良いスポーツドリンクか、アルコール分解を促す効果が高いとされている果汁100%のジュースを飲むと胃の負担が減るとされています。そして結局はトイレに頻繁にいって、体内のアルコール分を排出するのが最良でしょう。
遠足は「家に帰るまでが遠足」であるのと同様に、飲み会は「しらふに戻るまでが飲み会」です。
美味しく、気持ちよく飲むよう心がけたいですね。