幹事さんなら宴会への人の誘い方、苦労するポイントではありますよね。そして、誘うことで初めてその人と話した、ってパターンも多いんじゃないでしょうか。でも「この人ともっと話してみたい!」と思いつつもイマイチ話せない、なんてシャイな方も多くいらっしゃるんじゃないかと思います。
そんなわけで今回は、飲み会や会食に誰かを誘うとき、気を付けたいポイントについていくつかご紹介させてもらいます!
1.「仲良くなりたい」って気持ち、伝えてますか?
すっごく当たり前のことですが、まずは「この人と仲良くなりたい!」って気持ちは大事にしましょう。初対面で盛り上がったとしても、自分と同じようにその人がまた会いたい!って思ってくれているとは限りませんよね。
前回いくら盛り上がったとしても必ず会う約束をその時に取りつけていないかぎり、急に連絡が入れば驚くものです。特に男性から女性へのお誘いは、より注意する必要があります。
■〈お誘いメールの例〉
・良い例
○○の会ではお話させて頂いてすごくうれしかったです。
ありがとうございました!
**さんともう少しお話ししたいなあと思って。。。
もし良ければ今月か来月半ばあたりで##さん(共通の友人など)を交えてランチでも行きませんか?
・悪い例
こないだは楽しかったですね(笑)
来週あたりまた飲みましょう(´з`)
ちょっと極端な例ですが、使いどころが微妙な(笑)や、度を越した顔文字はリスキーです。相手との温度感にもよりますが、引かれてしまう可能性の方が高いでしょう。
お堅い相手であれ、軽い相手であれ、まずは誠実な雰囲気のほうが無難です。誠実に、「ゆっくりとあなたと仲良くなりたい」という気持ちを伝えるところからはじめましょう。
2.何の集まり?誰が来るの?
1.で書いた悪い例のメールのように、いったい何の集まりなのか?そして誰が来るのか?そういったことが読み取れない誘いには乗りにくいものです。特に男性から女性へのお誘いの場合、いきなりサシ呑みなの?!って思われてもしかたありません。
ですので、例えば…
「〇〇業界の方だけで、だいたい5人くらいで飲み会をやろうと思っています。
××さんの知り合いの★★さんも参加される予定です」
といったように、だいたいの規模とどういう人が集まるのかをメールで明記してあげると丁寧です。
あと、これも親密さにもよりますが…
「〇月〇日って空いてます?」とか「今週末って暇ですか?」
みたいな誘い方は最悪なのでやめましょう。
何かのお誘いなのはわかっても、何の集まりなのかイベントなのかもわかりませんし、また「行く」と言ってしまってからイベントの内容がそぐわないと知っても断りにくいので。これがもし親密な間柄だったら「なんの集まり?メンバーとかによるかも」なんて返せますが、親しくない間柄だと変に気を遣ってしまいます。
3.食べ物は何が好きか聞いていますか?
これも基本中の基本です。
たまに「好き嫌いはあまりないんで、なんでもいいです」と答える方もいますが、これは向こうに気を遣わせている答えです。大抵の場合は「なんでもいい」とは思っていないもの。とはいえ「〇〇が好きです」とは、まだあまり仲良くない場合は言いにくいので、「和洋中、またはアジア料理とかの中ならどれか好きな物ありますか?」といった感じで選択肢を与えてみましょう。
あと、その連絡の際に場所(大まかなエリア)も決めておきましょう。もちろん「どちらにお住いですか?」などと直接的に聞くのではなく、「帰りのアクセス的に、どのあたりの場所がベターですか?」といった聞き方が良いですね。
4.会の目的に合ったお店、選べていますか?
大人数でワイワイ楽しみたいのか。はたまた4~5人で真面目なお話か。などなど、集まる人数は雰囲気によって選ぶ店はまちまちです。
少人数でじっくり、という会の場合は個室などが良いですが、個室の予約が取れなかったとしても座席の間が広くとられている店を選ぶなど、工夫の仕方はいろいろあります。
何度か使ったことがあってお店の方とコミュニケーションが取れている場合がモアベターでしょう。お店の雰囲気を知っていれば知っているほど良いです。
特に女性が多い場合、そして冬場などがテーブル席がオススメです。ブーツを脱ぐことを気にされる女性はけっこういます。割烹や鍋料理など、座敷へ上がることが前提ならばそのことは事前にメンバーに伝えておきましょう。
5.まとめ
社会に出て、ある程度仕事をしてゆくと、自分が行きたいか行きたくないかは別としてお誘いは増えてゆくもの。「なぜか行きたくない」「気持ちが弾まない」といったお誘いには理由があるものです。
誘っている側に悪意はないのかもしれませんが、とはいえその人の印象は悪くなっていってしまうものです。
今回の内容はほんの一例ですが、仲良くなりたくて誘うのならば誘い方もちゃんと考えてゆきたいものですね。