美味しいノンアルカクテル・その3です。
「アルコールが飲めないので私はジンジャーエールを……」
「僕はコーラを……」
と無難なものを頼むなら、ぜひノンアルカクテルにチャレンジしてみてください!
少々値が張るものもありますが、きちんと作られたノンアルカクテルは無難なソフトドリンクとは比べ物にならないほど美味しいですよ。
1.ヴァージン・メアリー
■【材料】
トマト・ジュース 180ml
タバスコ 2dash
レモンジュース 2dash
ウスターソース 2dash
ヴァージン・メアリー。まず名前がカッコいいですね。
ブラッディ・メアリーからアルコールを抜いたものがヴァージン・メアリーです。
カクテルからアルコール分を抜いたものには「ヴァージン」と名が付きますが、これはトマト・ジュース、タバスコ(!)、レモンジュース、ウスターソース (!)というブレンドでおわかりの通り、味に一癖も二癖もある大人のカクテルです。
慣れればこのクセがたまらなくなるのですが、パイナップルジュースやオレンジジュースのカクテルとは違い、口当たりは相当なものです(笑)。
子どもの飲み物のようなさわやかなものに飽きたらぜひお試しください。ドハマりするかもしれません。
2.パイナップル・クーラー
■【材料】
パイナップルジュース 60ml
レモンジュース 10ml
ソーダ水 適量
氷 適量
アンゴスチュラ・ビターズ 適量
パイナップル(飾り用) 適量
ミントの葉(飾り用) 適量
パイナップル・クーラーはパイナップル・ジュースをベースに、レモンジュース(またはライムジュース)、ソーダで割ったノンアルカクテルです。
ほんの少し落としたアンゴスチュラ・ビターズが決め手となり、甘さと苦さと酸味が巧みにブレンドされた深い味に仕上がっています。
しかし口当たりは良くてのど越しもさわやか。とっつきやすいのに、それほど「ベタ」でもない、オーダーするとちょっと通っぽいカクテルです。
どんな料理やシチュエーションとも相性が良く、食前や食後、カクテルタイムなどにもおすすめです。
3.ノンアルコール・サングリア
■【材料】
オレンジ 1個
キウイ 1個
りんご 1個
桃 1個
レモンスライス 1/2個
ぶどうジュース 2カップ
サングリアはワインをベースとした、スペインではとてもメジャーな飲み物です。
お好みでカットされた様々なフルーツに赤ワインを注ぐのですが、基本的にはそれと同じレシピです。
大きめのボウルかピッチャーにカットフルーツを入れ、それにぶどうジュースを注ぎ、一昼夜ほど寝かせる。
ぶどうジュースの美味しさに色々なフルーツの甘さと香りが加わり、とても贅沢な味になります。
居酒屋などではなかなか出してくれないカクテルですが、イタリア料理屋やスペインバルなどではあるかも。
4.ベリーチェリーソーダ
■【材料】
ブルーベリー 10粒
チェリー 2粒
炭酸水 適量
ガムシロップ 適量
炭酸水とガムシロップって相性いいんですよ。ご存知でしたか?これだけでけっこう美味しいんです。
そのベースに、ベリー系統のフルーツをお好みで投入。
ベリー類はつぶしても美味しいし、飲みながらそのまま食べても食感が楽しいです。チェリーが浮いたり沈んだり、と見た目にも面白いですね。
5.セーフ・セックス・オン・ザ・ビーチ
■【材料】
ピーチネクター 60ml
クランベリージュース 90ml
パイナップルジュース 90ml
レッドチェリー 適量
セックス・オン・ザ・ビーチに“セーフ(安全)”という言葉が入った(笑)、ユニークなカクテルです。
1989年公開のトム・クルーズ主演の映画『カクテル』に登場したことで、日本でもメジャーな存在になったようです。
おおぶりの氷を入れたコリンズグラスにピーチネクター、クランベリージュース、パイナップルジュースを注いでステア。グラスにレッドチェリーを飾れば完成です。
レシピは様々ですが、名前の強烈さとは異なっていずれも飲みやすくさわやかなカクテルです。
6.ノンアルコール・カシス・オレンジ
■【材料】
オレンジジュース 200ml
カシスシロップ 20ml
氷 適量
オレンジ(飾り用) 適量
カクテルの永遠の四番バッター、カシス・オレンジ(笑)。
アルコールカクテルの代名詞的メジャーさですが、実はノンアルコールでもあるんです。アルコールが含まれていないカシスシロップというのもありますから。
濃厚で甘く、ほろ苦い味わいは奥深く、通の間でも本当に美味しいカシス・オレンジを飲ませてくれるバーテンはなかなかいない、とさえ言われています。