「たこぱ」つまりたこ焼きパーティーのことですが、あなたはたこぱをしたことがありますか?
たこぱは人数の大小問わず年齢問わずワイワイ盛り上がれること間違いなしのイベントです。そのカジュアルさから、ひと昔前とくらべてもはや定番化しつつあるようです。
今回は、そんなたこぱが愛される理由や魅力をまとめました。あわせて、たこぱのちょっとマイナス点も一緒にご紹介します。
1.メリットその1.調理が簡単
マストで必要な材料はたこ焼き粉とか、小麦粉とか。あとはソース、卵、オプションで青のりや鰹節やなんやかんや。基本的にはこれだけ。あとの重要ポイントは焼くだけなので、料理のテクニックが特別必要なものではありません。焼いたときに千枚通しでくるくると回すくらいですね。
そしてそのくるくるも、みんなでやればイベント感覚で楽しいもの。また中の具材も、たこ以外にもエビや買、チーズやコーンやおもちやウインナーなど、いろいろ試すことができて楽しいですよね。
入れたらあとは煮るだけのお鍋と違い、作る工程が面白いというのが盛り上がるポイントです。
2.メリットその2.リーズナブルだけどお腹いっぱいに
例えば鍋パーティーなどをする場合、エビやカニやいろいろなお肉や、野菜も各種必要ですよね。具材が贅沢になればなるほど、コストもどんどん嵩んでいきます。
でもこれがたこ焼きなら、たこ焼き粉と卵、水、たこ、ネギやトッピングもろもろ。マストで必要な食材って実はそんなに多くないんです。しかも粉が大部分を占めるので、かかるコストもだいぶ抑えられます。
よくスーパーとかで売っているたこ焼き粉一袋で50個とか焼けちゃうので、会費は抑えられてもお腹いっぱいになれます。楽しくて美味しくて安くてお腹いっぱいになれる。
たこぱってすごいですね。
3.メリットその3.後片付けが簡単
たこ焼き用のフライパンや鉄板、またはホットプレートと、あとは小皿とお箸、粉を混ぜるためのボウルなど。これくらいあれば、食器はまかなえてしまいます。
これが何品も料理を作って、なんてことになったら洗い物も大変ですよね。
調理も後片付けも簡単だと、ふだん料理がめんどくさくなる方もとっかかりやすいもの。後片付けのハードさが料理へのハードルを上げてることってありますから。
4.メリットその4.具材のバリエーションが色々選べて楽しい
先の項でも書きましたが、「たこ焼き」という名前の食べ物ではあるものの、中に入れる具材はけっこう何でもおいしくなります。
例えば、エビ、カニ、ツナ、コーン、チーズ、ソーセージなどなど。そして具材に合わせてソースも、醤油、ウスターソース、ピザソース、タバスコ、キムチなどなど。
和風洋風中華風、どんな取り合わせにしてもそこそこイケちゃうのがたこ焼きの凄さ。
もし「……この取り合わせはないな……」ってなっちゃう不思議な味(笑)が完成しても、それはそれで盛り上がる要素になるんじゃないでしょうか。
5.メリットその5.共同作業であることの楽しさ
まずはみんな一緒にスーパーに行って。あれこれ言いながらカートにバンバン食材を入れていって。家に帰ると食材を洗って、切って、お皿に並べて。
さて、いよいよ焼きに入ります。じりじりと言い音がしてきて、天かすや紅ショウガを入れて。千枚通しでくるくるっとやるタイミングは、意外とけっこう難しくて。で、見た目が最悪なたこ焼きができたとしても、味はおんなじ。
失敗しても成功しても、美味しくても美味しくなくても、どうしてこんなに盛り上がるか。
それは何より、気の合った仲間たちとの共同作業だからじゃないでしょうか。すこし大袈裟ですが、みんなで同じ作業を行い、同じ達成感を味わうというのは楽しいものです。
共同作業であることの楽しさは、例えばちょっと距離を感じるような人とでも一気に仲良くなれてしまう、というメリットもあります。
6.デメリットと言えば……
といった感じでメリットだらけのたこぱですが、数少ないデメリットを挙げるとすれば“ニオイ”ですね。
鉄板やホットプレートでじりじりあぶられた粉や油は、けっこう臭いです(笑)。そして服や壁紙や家具にもニオイは移ってしまいます。
でもこればっかりはしょうがないので、せめてパーティーが終わってみんなが帰ったすぐ後に衣類用の消臭スプレーを大量に吹きかけましょう。
直後。これがポイントです。時間を置いたらニオイが定着してしまいかねません。
これだけ気を付けたら、たこぱは本当に楽しくてメリットたっぷり。たこ焼き器も、今はホームセンターやディスカウントストアとかでとても安く売られています。
持っていない方なら、まずは購入するところから始めてみては??