歓送迎会、決起会、新年会、忘年会。会社を挙げての飲み会イベントってけっこう色々ありますよね。その時ごとに幹事さんが“サラリーマンとして”絶対に忘れてはいけないこと、それが席順です。
誰も傷つけない、誰も嫌な気にさせない「座席表」を作るのも、幹事の大切な仕事。特に上司に失礼のないように、またみんなが楽しく飲み会を楽しめるように座席表作りはしっかりと行いましょう!
1.もちろん“上座”は上司の席として
上座は当然上司の席として、何より優先して準備すべきです。しかし会社によって役職者の構成や人数は変わりますし、専務と常務が、または課長と係長が役割として入れ替わっている場合などもあります。リーダー・マネージャーなどという役職もあります。
なので一概に言えませんし難しい点もありますが、一般的にはこんな感じでしょう。
(1)社長
(2)専務
(3)常務
(4)本部長
(5)部長 ※またはマネージャーなど
(6)課長
(7)係長
(8)主任 ※またはリーダーなど
そして、上座をテーブルの真ん中に据える場合は、その両脇をナンバー2とナンバー3が挟むように。さらにその両脇をナンバー4とナンバー5が挟むようにレイアウトします。
つまり、
(5)部長(3)常務(1)社長(2)専務(4)本部長
という順番です。
2.幹事は下座、出入り口の近くに
これも基本です。
下座、というよりも絶対に出入り口の近くがベターですね。端から全体を見回し、ドリンクや料理の減り具合をチェックしながら、フットワーク軽く動き回る。臨機応変にいかに動き回るかで幹事の質が決まります。
最適な気遣いをするためにも出入り口近くに座りましょう。
3.あとは年功序列に
上座・下座に座る人が決まったら、あとは単純に年功序列か、または社歴で座ってゆくのが自然でしょう。年功序列を重視すべきか社歴を重視すべきかはその会社の雰囲気によって変わります。
が、そのどちらかを状況に合わせて選んでおけばまあ問題はないでしょう。新人参加者にとってもそちらの方がわかりやすいと思います。そしてもちろん、新人は社歴の浅い順(もしくは若い順)に、幹事のそばから座らせてください。
幹事は周りにいる新人に声をかけ、お酌や下膳などのお手伝いをばんばんさせても大丈夫。
たとえ自分が幹事ではなくても、新人ならば率先して幹事の手伝いをするのが社会人としてのマナーですから。
4.男性と女性の配置、仲の良さなどにも配慮
これらの飲み会は会社行事であってコンパではないので、男女を入り交ぜて座らせる必要はありません(笑)。宴もたけなわになってくれば勝手に個々で席替えなどは起こってゆくものです。
それ以前に、男女の仲があまりよくない場合は男性・女性はきっちりとわけて座ってもらうという気配りも忘れずに。職場によっては男性が多い場合、また女性が多い場合とまちまちです。
そんな場合に男性のかたまりの中に女性を一人投入するとかはもちろん止めて下さいね(笑)。
もう一つ気を付けるべきは、社内における“犬猿の仲”な方々。
そういう場合は席を離したり、どうしても近づける必要がある場合はその両名のクッションとなるようなキャラクターの人を挟むとか。そうして気まずい雰囲気が生まれないよう気を付けて下さい。
5.その他、席決めテクニックのあれこれ
その他、いつもとは違う席にしたい!という場合はクジ引きなんていうのもいいですね。もちろんそれが許される空気であれば、ですが。
上座に座っている上司ではちょっとまずいですが、それ以外のメンツならばクジも盛り上がって良いかもしれません。そうすることによって、いつもと違うメンツと交流を深めることにもつながります。
また、50音順やアルファベットの頭文字順なんていうのも面白いですね。シャレにならないような“犬猿の仲”な方々が隣り合うようにだけはならないよう気を付けるなら、あとは幹事の権限を行使してもいいんではないでしょうか。
いかがでしたか?
これらをご参考に、失礼のない、和気あいあい盛り上がる会にコーディネートしてください。たかが席順、されど席順。さりげなくも幹事のウデが試される機会ですよ!
以上、会社飲み会で間違ってはいけない“席順”の常識でした!