ハロウィンが近づき、パーティやコスプレのことを考えてウキウキしている方も多いと思います。でもハロウィンって昨今はコスプレの日と認識されていますが、本来はホラーを楽しむ日でもあるんです。
そこで今回はホラー映画鑑賞会を友達同士で愉しむとき、これを選んでおけばまあハズさないだろうという名作ホラー映画をまとめました。ホラー映画を観た時のドキドキって、恋愛のドキドキと勘違いしやすい……なんて話がありますよね。
狙っている女の子がいれば、一気に距離を詰めるチャンスかも?!
1.エクソシスト
怖さ:★★★★★
いきなり怖さぶっちぎりの五つ星。
悪魔に憑りつかれた少女・リーガンと神父の一騎打ちバトル。誰かが殺されかける、とか地球に危機が迫る、などという話ではなく、ただひたすら悪魔に憑りつかれた少女をいかにして元に戻すか、というところが話のポイントです。
なのにこの、悪魔の憑りついた少女がホント怖いんですよ。ほとんど危害らしい危害は加えないんですが。あの有名な、首が180度後ろに回転するやつとか、
階段をブリッジの姿勢で下ってくる通称“スパイダーウォーク”はトラウマもんのインパクトです。
2.シャイニング
怖さ度:★★★★☆
山奥にあるホテルに管理人としてやってきた作家とその家族。静かな環境でこりゃいいや、と思っていたのもつかのま。このホテルはどこかがおかしい。何かが潜んでいる……。
これもめっちゃ怖いです。恐怖を煽り立てる要素は細かく色々あるんですが、一番の恐怖どころはやっぱり主演ジャック・ニコルソンの怪演でしょう。温厚な作家だった彼が徐々に狂気に蝕まれてゆくさまは圧巻です。
3.羊たちの沈黙
怖さ度:★★☆☆☆
あの有名な「ハンニバル・シリーズ」の記念すべき第一作目がこちら。
ストーリーにホラー要素があるというわけではないんです。何より怖い、というかすごいのはアンソニー・ホプキンス演じる異常精神科医“ハンニバル・レクター”の存在ですね。
超絶頭脳を持った精神科医にして連続猟奇殺人犯、殺した人間の臓器を食べることから「人喰いハンニバル」と呼ばれるこの殺人鬼。頭が良いだけあって、自分の異常行動を正論化するというか、まあ口がめっちゃ上手いんですね(笑)。
いつの間にかそのムチャな理論に丸め込まれて「ううん、確かに殺人もある意味必要なことなのか……」なんて思ってしまいそうで、そこんとこが怖いです(笑)。
4.IT
怖さ度:★★★☆☆
何でも英語圏には「道化恐怖症」なるものがあるそうで。文字通りピエロが怖い、というやつですが、アメリカと違って日本人にはあまりなじみがない恐怖症ですよね、これ。しかし間違いなく日本人にもピエロに対する恐怖をガッツリ植え付けてくれそうな映画がこの「IT」です。
アメリカのとある田舎町の、配水管の中に住む怪物・ペニーワイズ。このペニーワイズは数十年に一度、人間の子どもを食う。弟を食われた少年とその勇気ある仲間たちが、ペニーワイズに戦いを挑む。……というのがお話の骨子。
これはピエロの描写が何せ怖いのですが、お話自体は青春映画の名作「スタンド・バイ・ミー」みたいに少年たちが力を合わせて目的を達成する、というジャンプマンガのような感じです。
だからキャアキャア言いながらも手に汗握って楽しく観られるんじゃないでしょうか。
5.エルム街の悪夢
怖さ度:★★★★☆
いきなり余談ですが、この映画には全然売れていない時代のジョニー・デップが出ています。
眠ると夢の中だけに出てくる怪物・フレディ。夢の中でフレディに殺されたら、なんと現実でも死んでしまいます。しかし夢の中では思うように反撃もできない。悪夢の住人フレディは自由自在に襲ってくる。ここが恐怖ですね。
これが現実のモンスターや殺人鬼なら何とか戦えもできそうですが、なんせ場所は夢の中、これは戦える気がしない。勝てる気がしない。この絶望感と、泥の中を這い回るようなもどかしさがなんとも恐怖なんです。こんな圧倒的な戦力差、いったいどうやって埋めるのか、どう戦うのか……は映画を観てのお楽しみです!